ファミリービザ収入要件の見直し提案
移住諮問委員会(MAC)はこのたび、配偶者ビザを含むファミリービザにおけるスポンサーの収入要件
について、政府に見直しを求める報告書を発表しました。現在、ファミリービザの申請には、スポンサー
の年収、もしくはスポンサーと申請者の年収を合算して最低29,000ポンド以上であることが求められてい
ます。政府はこの基準を、就労ビザ(Skilled Worker)の収入要件と同じ38,700ポンドまで引き上げる案
を検討しています。
しかしながら、MACは、就労ビザとファミリービザでは目的が根本的に異なり、収入基準のさらなる引
き上げは、夫婦関係や子どもの福祉、家族としての生活に深刻な影響を及ぼす可能性があると指摘してい
ます。また、こうした変更は国際的な基準にもそぐわないとし、より現実的かつ社会的に妥当な収入要件
として、24,000〜28,000ポンドを新たな基準とすることを提案しています。これは申請者の家族にとって
だけでなく、納税者全体にとっても経済的な利益が見込まれるとしています。
今後、政府およびホームオフィスがこの提案にどのような判断を下すかが注目されます。いずれにしても
、ビザ申請が円滑に進み、審査に遅れが生じないよう、規定の変更に備えた準備が求められる状況です。
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